今日はオープンソースコンファレンスに行ったけど、午前中でお終い。2コマ目でお客さんからヘルプの電話が入った。
ビルの停電でサーバーをシャットダウンしたけど、Webサイトのサービスが正常に動作していないとのこと。詳細のWebサーバーの状況を確認してもらう。
学食で昼食を取って連絡を入れてみると、WebサーバーのWindows ServerからファイルサーバーのQNAPが見えなくなったと。リモートで入ってみたけどわからない。そこで行ってみることにする。オープンソースコンファレンスの会場の明星大学は、日野というか多摩にあるのでお客さんの赤坂まではとても遠い。モノレールとJRを地下鉄を乗り継いで行きます。
行ってみると、Windows ServerからQNAPが見えていない。おかしいなと見てみると、QNAPのIPアドレスが初期アドレスに戻っていた。クライアントのPCのIPアドレスを無理矢理QNAPと同じネットワークに設定して接続する。あとはQNAPの設定WebサイトからIPアドレスで振り直す。これでWebサイトは復活した。
何でこんなことになったかは不明です。共有フォルダとかユーザーなどの設定は残っていた。一番は、ディスクに入っている膨大なファイルが消えていなかったのがよかった。
しかし、こんどは別のTeraStationのファイルサーバーが使えなくなっていると報告が来た。こちらは私の管理下ではないけど対応する。
こちらもIPアドレスが初期値に戻っていた。DHCPサーバーからIPアドレスをもらえていないのが原因か。ヤマハのRT105eがDHCPサーバーになっているはず。こちらフォーバルさんが電話機と一緒に設置している。RT105eにアクセスしたくてもパスワードがわからない。フォーバルさんが休みだし、さてどうするか。
ヤマハのルーターの場合は、シリアルポートから強制的にログインできるのです。ヤマハのルーターにはシリアルポートが付いていてよかったよ。だけどログインして設定情報を見ても、DHCPサーバーの設定にはおかしいところはない。ますは、TeraStationのIPアドレスを無理矢理設定する。こちらもTeraStationを同じネットワークにクライアントPCに設定しなければいけない。
TeraStationのIPアドレスを設定しても、接続できないPCと接続できるPCがある。接続できるPCは、DHCPからIPアドレスが正しく払い出されない。IPアドレスを設定してあげるとTeraStationに接続できる。接続できないPCは正しくIPアドレスがDHCPで払い出される。
ということは、ネットワークの途中で何か障害が起きているようだと予想した。ルーター配下からLANケーブルをたどっていく。LANケーブルにはタグもないし同じ色のケーブルだしということで大変。すると何段もハブを経由している。
一台おかしなハブがあった。上と下が1ポートしか使っていない。つまり、全く必要としないハブを見つけた。このハブを試しに取り除いてみる。何と、これでIPアドレスが払い出されていなかったPCにも、正しくIPアドレスが設定できるようになった。同様にTeraStationにも正常にアクセスできるようなった。
以上で解決。おそらくお客さんのほうで長年ネットワークが増設し続けて、いらないハブが出てきて、このハブがトラブルになってしまっていたのだろうと思う。しかしながら、一発でトラブルのハブが見つかって運がよかった。
以上、本日の作業報告は終わりです。オープンソースコンファレンスの懇親会に参加できなくて残念でしたよ。でも、明星大学は遠いのよね。もっと近くでやってくれないかしら。
SambaをLinuxサーバーのインストールしてファイルサーバーとして動かすよりも、サクッとQNAPを入れてしまったほうが簡単、安心、便利でおすすめ。ファイルサーバーだけではなくてIntelのCPUのQNAPなら、Dockerでいろいろとコンテナを設定してサーバーをたくさん立てられるしね。
“今日はオープンソースコンファレンスに行ったけど、途中でお客さんに呼び出された話し” への1件のコメント
有名データベースのユーザー会の人にいろいろ質問してよいアドバイスをもらったけど、結局は有料のサポートに入ってくれと強く勧められた。今日、オープンソースコンファレンスであった人の名刺を整理したら、なるほど、その人は、そのデータベースの開発元の会社の人だったのね。ユーザー会=開発元だったのを初めて知った。