たまたまTwitterを見ていて河野太郎ツイッターで気になったことがある。このツイート
マイナンバーカードの表面にはマイナンバーは記載されていません。
これは、例えば中古品の買い取りやクレジットカードの申込みなどのマイナンバーを提示してはいけない本人確認場面でもマイナンバーカードを本人確認の身分証明書として利用し、かつ先方がカードの表面のコピーをとりたいという要望にも応えるためです。
河野太郎公式サイト - マイナンバーカードのセキュリティ
改めて自分のマイナンバーカードを見ると、確かにマイナンバーは裏面のみに印刷されている。
Googleさんに「マイナンバーカード 本人確認 コピー」で聞いてみると、しれっと身分証明書でのコピーは裏面のみとどのサイトにも書いてある。そういえば、スマホ本人確認(eKYC)でも、マイナンバーカードの表面のみを撮影していたな。
でもさ、窓口で身分証明書を求められてくるときに、「マイナンバーカードのコピーよろしいでしょうか。」と聞かれたときに、「はい。」と言ってカードをバックヤードのコピー機のところに持って行かれる。これでは本当に裏面をコピーされていないかわからないから怖いわな。コピーする人がマイナンバーカードのコピーは表面だけだと理解していればいいのだが、コピー機までついて行くこともできないしな。私だったら、身分証明書としてマイナンバーカードは使わない。使うとしたらコピーさせずに自分の手元から離さずマイナンバーカードを見せるだけ。本当は運転免許証もそのような扱いをした方がいいのだろうな。
郵便局でも銀行でも、運転免許証などの身分証明書のコピーの取り扱いが、とてもいい加減だったので、窓口での身分証明書の保存管理なんてあまり信用していない。
本人確認は身分証明書を保存させずに、その場で本人確認して本人確認したというフラグを立てておけばいいだけだと思っている。そのほうが本人確認する側の個人情報を保存するという個人情報管理のリスクも減るしね。この前行った新型コロナワクチン接種でも、身分証明書のマイナンバーカードの内容を記録せずに見せるだけでよかったしな。それが当たり前の本人確認の手続きになってもらいたい。
万が一裏面のマイナンバーが漏れたら、なんとかしてくれる措置なんかないのかしらね。あと紛失も。なくしたら発行まで数ヶ月かかるのだったら、気軽にマイナンバーカードを持ち歩けないしな。
しかしながら、私はマイナンバーカードを活用しているほうである。このサイトで何回か言っているけど、マイナンバーカードの電子証明書が無料で使えるなんて(更新でわざわざ役所に行かないといけないけど)、電子署名で使えるからマイナンバーカードは素晴らしいことなのである。
追記(2023年10月12日)
以上のようにマイナンバーカードに書かれているマイナンバーを他人に知られると危ないし、勝手にマイナンバーを収集することは法律の目的外だと罪になるしで、マイナンバーは秘密にしておきましょう、と書いた。
しかし、考えてみれば、マイナンバーを知られても個人情報にアクセスすることなんかできないのである。パスワードと、マイナンバーカードに入っている電子証明書のセットでようやく効力を発するのである。最近ではパスワードの代わりに顔認証とマイナンバーカードの顔写真でも認証してくれる。これはクリニックで保健証の代わりにマイナンバーカードを出したときに、顔認証とカードの電子証明書の2つでおそらく認証しているものと思われる。マイナンバーカードでの認証の仕様はわからないけど。
マイナンバーが書かれたマイナンバーカード(くどくてややこしい)と一緒に2種類のパスワードが書かれたメモが落したらダメだけどね。キャッシュカードを暗証番号のメモと一緒に落したら、預金を勝手に引き出されてしまうから、一緒に持ち歩かないし、しかもキャッシュカードは落とさないように気を付けるから、マイナンバーカードも同じように気を付けましょうでいいような気がする。
下記の記事によるとスウェーデンでのマイナンバーと同じようなパーソナル番号は、別に公開しても問題ないようである。これは国民性なのか、それともスウェーデン政府をよほど国民が信頼しているかなので、日本では考えられないことなのでした。
しかしながら、マイナンバーを他人に知られてしまうというのは、あまりよろしくないかと思ってしまうのでした。これはあまり政府を信用していないし、マイナンバーだけでも何かされてしまうのではないかという疑念があるしで。