照明スイッチの交換とLANケーブル工事が完了し、次にやりたかったのは照明スイッチの配置の見直しです。
1階の廊下では、事務所、1階台所、浴室とドアが並んでいます。しかし、廊下の照明スイッチは事務所、台所のドアのところしかないというパナホームの謎仕様です。風呂に入るときに廊下の照明が点いたままのときは、わざわざ台所のドアの照明スイッチのところまで消しに行かなければいけません。風呂に入る直前に消し忘れに気が付いたら、素っ裸で廊下を通って消しに行くことになります。風呂に入る前に廊下の照明を消せばいいのですが、人間忘れるところが多々あります。
簡単に配線図を書くとこんな感じです。
実体配線図ではこんな感じなります。
こちらに風呂場のドアに照明スイッチの追加を考えてみます。素直に考えると以下のようになります。
実体配線図をするとこのようになります。よく電気工事士試験の実技試験で出てくる問題です。しかし、現状では電源と電灯(照明)が接続されているジョイントボックスが天井裏で届かないので配線を変更できないという問題があります。
次に考えたのは、3路のスイッチは現状のままで、新設スイッチを4路スイッチにしてしまって、電源からの配線をそのまま利用するということです。
実体配線図は以下の通りです。浴室からはケーブルを台所と事務所の両方に通して、今までの台所と事務所のケーブルを利用しない方法に考えました。
しかし、これだと浴室から事務所まで、長めでケーブルを通さないといけないのです。そして事務所の照明スイッチの壁と天井裏を通す穴にもう一本ケーブルが通るかどうが怪しいところです。
そこで最終的に考えたのは、以下の通りです。
浴室と台所に2心のVVFケーブルを2本通します。4芯のVVFケーブルは高いし手に入りづらいので2心で済ませます。浴室と台所の照明スイッチへの天井裏へのアクセスは、ダウンライトの穴と点検口から比較的やりやすいので、2芯2本を何とか通すことができることを確認しました。一組は事務所からのケーブルと接続、もう一組は台所の3路スイッチと接続します。
2芯のVVFケーブル2本を2箇所通すだけの最小限の工事で済みました。
念のために今回は接続箇所をパネルボックスの中に入れておきます。パナホームの電気工事業者は、外壁側のコンセントでもパネルポックスを使わずに断熱材の中にコンセントを埋め込んでおくという、電設器材メーカーを関連会社に持っているくせして、ちょっと???の工事をしていますので、こちらも古いコンセントの交換のついでに、パネルポックスを取り付けていきましょう。
以上の工事は電気工事士の資格が必要です。くれぐれも無資格で工事をしないようにお願いします。もし、電気工事をしたいのなら、電気工事士の資格を取っちゃいなよ。
“パナホームの照明スイッチの配置が気に入らなかったので4路スイッチを追加した話し” への2件のフィードバック
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