5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

corega プリンタサーバー CG-FPSUBDが接続できないときの対処方法の話し


ちょっとはまった話。事務所にあるプリンタはキヤノンのPIXUS MP730という古い複合機。プリンタ、スキャナ、コピー、FAXと使える機種。オートシートフィーダー付き。起業したときに場所がせまいので、事務機器を一台にまとめるために購入。

今となっては複合機は当たり前であるが、当時は複合機がはやる前なのでこなれていない所がある。例えばネットワークに対応していないこと。ずっとcoregaのCG-FPSUBDというプリントサーバーをつなげている。

しかし、このCG-FPSUBDというのがくせ者。PS Adminというユーティリティが使えない。プリントするときに自動的にプリンタに接続して、終わったら切断する機能があるのだが、これがうまく動かない。その前にPS AdminがCG-FPSUBDを見つけることができないという致命的なこともある。

自動的に接続するようにするにはどうするかというと、PS Adminを使わないこと。Windows側でネットワーク経由でCG-FPSUBDに接続してしまう。CG-FPSUBDのWeb設定画面を見るとわかるのだが、「IPP出力先URL」というのを共有プリンタの名前に指定してあげればよい。例えば、

http://192.168.xxx.xxx/ipp/lp_u1
(192.168.138.xxx.xxxはCG-FPSUBDのIPアドレス。固定アドレスにしてあげる)

のように指定する。

しかし、これだとスキャナの機能をネットワーク経由で使えない。スキャナの機能を使うのなら、やはりPS Adminで仮想USBポートを設定してあげるようにしてあげなければいけない。しかし、PS AdminでCG-FPSUBDが見つからない。

これはPCとCG-FPSUBDが違うハブにつながっているときに起こる。ハブが2段になっていると見つけてくれないようだ。同じハブにつなげてあげると見つかることもある。見つかることもあるというのは、同じハブにつなげても見つからないPCがあったということ。

これでも見つからない場合は、最終手段としてリバースのLANケーブルでPCとCG-FPSUBDを直接つなげてしまうこと。もちろんこの場合は、DHPCで自動的にIPアドレスを振ることができないので、PCとCG-FPSUBDには固定のIPアドレスを振る必要がある。おそらく直接つなげてまえば見けることができるはず。

みつけてしまえばPS Adminでお気に入りにCG-FPSUBDを登録してしまう。これでいつものLAN内でPS Adminのお気に入りからCG-FPSUBDに接続できるようになる。

スキャナは普段はあまり使わないので、使うたびに手で接続しに行くようにする。これでネットワーク経由でスキャナを使えるようになる。いちいちPCにUSBでつなぎ替えなくてもよくなるので便利。

MP730の問題としては、電話をファックスの自動切り替えがうまくできないこと。自動切り替えにするにはMP730でベルを鳴らさないといけない。これだと2階で電話が鳴っていることがわからないのが致命的。いまは、電話を取ってファックスなら2と5をプッシュしてファックスに切り替えています。しかし、これは面倒。だから、ファックスはNTTのFAXお知らせメールにしています。これだとNTTでファックスを預かってくれるので、取り出したいときに見に行けばよい。DMのファックスは紙に出さないのもうれしい。

しかし、ファックスの切り替えは面倒なので、MP730を買い換えた方がいいかもしれません。いまは、もっといい複合機が出ています。例えば、ブラザーのMFC-930CDWNなんていいかもしれない。当時のMP730の半額位で買えてしまうのが驚き。