部屋のスイッチのパネルが古いので、新しく交換してみた。
しかし、パネルとスイッチとすき間が2~3mmも空いてしまう。どうもおかしいと思ったら、パナソニックにはコスモシリーズ ワイド21とフルカラーと2種類の配線器具のシリーズがあったのを思いだした。付いていたのはフルカラーの配線器具だった。そこにコスモシリーズワイド21のパネルを付けたもんだから空いてしまったようだ。パナソニックの場合、コスモシリーズ ワイド21にフルカラーのコンセントとスイッチは混在して取り付け可能であるというところに落とし穴があった。
手元にコスモシリーズワイド21のコンセント枠があったので、スイッチをはめてみたら、今度はすき間が空かずにきれいに取り付けられた。
フルカラーのスイッチの場合は、コスモシリーズワイド21のコンセント枠にはめるとうまくいくみたい。コスモシリーズワイド21のスイッチ枠だとフルカラーのスイッチが物理的にはまらなかったのでダメだった。これは注意が必要。
コスモシリーズ ワイド21のパネルを取り付けてすき間が空いているものがあるから、コスモシリーズ ワイド21のコンセント枠を追加で注文しておいた。フルカラーの取付枠もたくさんあるから、今度はパネルは間違えないようにフルカラーのものを買ってこなくてはいけないな。
結局パナソニックの配線器具はいろいろややこしい。つまり取付枠、スイッチ、コンセント、パネルは、同じコスモシリーズワイド21かフルカラーかで統一しておくことが確かである。
電気工事士の試験では、コンセントとかスイッチとかの器具は大方パナソニックの製品で試験する。電気器具はほぼパナソニックが独占しているので、電気工事士試験はパナソニックの製品取り付け試験となる。そして、取付枠までしか実施試験に出ないのでパネルまで出なかった。こうやって失敗しながら覚えていくのだ。
追記(2023年4月27日)
よくよくパナソニックの電気・建築設備らくらく検索を見てみたら、コスモシリーズワイドの取付枠は、コンセントとスイッチでは違うそうな。WTF3710K(コンセント)、 WT03710K(スイッチ)で型番が一文字違いだから気を付けよう。
コンセントとスイッチで同じ取付枠を使えるフルカラーのほうが使い勝手がよい。まあ、コンセントとスイッチを一緒に取り付けることなんてないから問題ないけど、取付枠を二種類も用意しなければいけないのは難点。コスモシリーズワイドのほうが使い勝手がいいけどな。
追記(2023年5月5日)
コスモシリーズワイドのスイッチのほうの絶縁の取り付け枠(WTF3710K)は、上下のはさみ金具(WNH3992)を引っかける穴がないのでパネルに取り付けられないから、こちらも気を付けよう。金属のスイッチ取付枠(WTA3700K)ははさみ金具を引っかける穴が開いているので、フルカラーのスイッチからの交換はこちらがお薦め。しかし、金属のスイッチ取付枠(WTA3700K)は、近くのホームセンターでは手に入らなかった。
絶縁の取り付け枠(WTF3710K)はスイッチボックスかC字のはさみ金具(WN3992K)か押さえ金具(WN39960)で取り付けないといけないようだ。コンセントの取付枠ははさみ金具の穴が開いているので、こちらはフルカラーと同じように上下のはさみ金具(WNH3992)でパネルを付けることができる。パナソニックはどうしてこんな仕様にしたかかわからない。
実はパナソニックのサイトでも、はさみ金具は何でも付くようなことを言ってしまっている。この辺りもメーカーのパナソニックもはさみ金具に関して迷走してるところが見受けらる。この回答を読んだら、従来のはさみ金具を買って来てしまって、あとで付かないと困ってしまうのだろうな。私はスイッチが1個の場合は、無理やり上下のはさみ金具で付けてしまったけど、2個の場合は諦めてC字のはさみ金具(WN3992K)で付けておいた。
さて、コスモシリーズワイド21でスイッチが2連、3連と増えてきたら、はさみ金具をどうするのだろうと思ったら(3連のスイッチは家庭ではなさそうだな)、2連3連専用の押さえ金具が必要なようだ。以前のフルカラーだったらはさみ金具一種類で対応できたのにおかしな仕様になったものだ。はさみ金具の穴を開ければいいだけなのに思うけど、コスモシリーズワイドのスイッチではさみ金具を使わさない高尚な理由があるのかな? そんなパネルの裏で配線を剥き出しにしておかないでパネルボックスを使えとか。でも、コンセントははさみ金具でOKなのにね。
しかしながら、我が家はパナホームで建てたのだけど、どこにもスイッチ、コンセントにはパネルボックスを使っていない。外壁なんでコンセントが断熱材に埋まっていた。パナソニックのパナホームでも施工はこの程度なもの・・・。