5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

水漏れしていたら早く連絡しろ。そして部屋は片付けろ。きれいに住めと、入居者に言いたい話し


アパートの管理会社から連絡があった。入居者から天井から水漏れがしているとのこと。何と前月から水漏れしているらしい。

と言うことで、入居者に早速連絡を入れる。ずっと水漏れしていて洗面器で受けているとのことだった。しかも天井に穴が空いている。おいおい、早く連絡しろよ。ちょっと電話で切れる。

しかも今忙しいから、対応を来週にしてくれだって。ハイそうですかなんて言えない。このままでは物件がダメになってしまう。早急に対応するから今日行くと告げる。しかし、部屋に帰ってくるのが夜の11時だそうだ。

何とか早くならないかと交渉してもダメ。だったら11時に行くと伝える。いつもの水道屋の師匠に連絡を入れた。夜の11時に来てもらえることになった。ありがたい。

その間にも、おそらく原因だろう二階の入居者にも連絡を入れた。申し訳ないけど11時に行くから、水廻りを見せてくれとお願いする。すると、どうもキッチンの下で変な音がすると言っている。これは二階が原因かもしれない。

途中で師匠と待ち合わせをして現地に到着。まずは天井から水漏れをしている一階の入居者に部屋を見せてもらう。非常に部屋の中が汚い。汚すぎる。足の踏み場もない。ガラクタであふれかえっている。いわゆるゴミ部屋。しかも水漏れを止めるとかでトイレットペーパーを天井から垂れ下げるという意味のないことをやっていた。

電話で言っていたように天井に穴が空いている。空いているというよりも、天井が腐って落ちている。なんでこんなに酷くなる前に連絡しなかったのか。仕事が忙しいからという理由以上に、きちんと部屋を使う責任がある。

隣の部屋が今のところ空室なので、部屋を修繕する間はそちらに移るように提案する。このまま住み続けることはさせない。水漏れの後のカビの匂いが充満しているし、これでは他の部屋にも影響が出てくる。ただでさえ空室も増えているのに。早急に修繕と屋根裏の乾燥をしなければいけない。しかし、大工さんの修繕作業をしてもらうために、まずは部屋を片付けるようにいった。

水漏れの原因は、二階の水道蛇口への管のパッキンの劣化だった。こちらは交換して水漏れが止まった。原因特定から修理完了まで30分だった。師匠は仕事が速い。しかしながら、トイレやキッチンの排水ではないのは不幸中の幸い。

保険にも関係するので、破損物の写真を残してもらいようにお願いした。羽根布団とスーツくらいで、あまり金額が高いモノはなさそうだけど、念のため。こちらのほうははガラクタを片付けないと、どこまで修繕しなければいけないかわからないので、片付けが完了してから保険、修繕のことを考える。

今アパートに入居している人へのお願い。とにかく部屋は綺麗に使ってほしい。自分が持っている部屋ではないから。今どきの入居者のみなさんは大概散らかっている。床にモノが散乱している。なんで床にモノを置くのだろうか? うちの娘もそう。片付けられない。

退去のときに、壁のクロスを汚したとかカーペットを焦がしたとか(タバコを吸っていると顕著)、いろいろトラブルを起こしてくれる。きれいに使ってくれた入居者はまず退去時にトラブルは起こらない。預けていたリフォーム代も返金できる。部屋を汚く使っていた退去者は、まるまるリフォーム代をいただく。あまりにも酷いときにはプラスアルファを請求することもある。

汚したままでも経年劣化という理由でリフォーム代を請求できないことがまかり通る昨今である。借りる方が貸す方よりも強くなって理不尽を感じる。部屋を汚く使ったいた使っていた人に限ってクレームを付けてくる。

ここで声を大にして言いたい。借りた部屋は自分の部屋ではないのだよ。あくまでも他人から借りているだけなのだよ。自分が自由に汚して使っていいわけではないのだよ。他人の部屋を借りているだけだから、綺麗に丁寧に使えよ。

アパートの経営なんてやめておけ。10年後が大変だぞ。

追記(2020年9月28日)

この水漏れの件を放っておいた入居者は、以前に家賃の交渉をしてきて値下げした。何でも、社宅で会社が契約をしていたけど会社の業績悪化で社宅契約を解除して、家賃は住宅手当の支払いになったのこと。そこで、周辺の家賃相場と同じアパートの家賃を調べてきて値下げ交渉をしてきた。

そのときは長い間入居してくれて、これからも契約してくれるだろう親心というか、今となっては出来心というかで、値下げ交渉に乗ってあげた。

それがそもそもの間違い。

部屋をとんでもなく汚く使っていたなんて、部屋に入らないとわからないしで、この家賃値下げは非常に後悔した。

そこで仲介してもらっている不動産屋にお願いして、更新時に少しづつ家賃を値上げしてもらっている。前述の現状で不動産屋も入居者に対して憤慨している。しかも、その入居者は以前のサブリース会社からの引き続き契約だから、その不動産屋会社は仲介していない。

もう、こうなったら交渉決裂になって退去してもらっても構わないと思っている。本音で言うと、こんな部屋を汚す人は出て行ってもらいたいくらいだ。こちらも物件という財産を守らないといけないし、この入居者のおかげで、他の入居者が快適に暮らしてもらえないからだ。

アパートオーナーは家賃値下げ交渉には応じては絶対にいけない。これは、今回の件でよくわかった.

アパート経営なんてやめておけ

アパートオーナーより

追記(2022年12月15日)

上の階から水漏れしても連絡がしてこない入居者だった人が、今日退去した。不動産会社の担当者と退去立ち会いをしてきた。

荷物はすべて出してくれていた。この人はだらしなさそうだから、何かゴミを残して行くのだと思って覚悟してしていったけど、その心配はなかった。

でも、20年以上住んでいたので、壊れたものはすべて経年劣化扱いになった。でも、水漏れしたときにクロスとかリフォームしたけど、クロスの破れとかあった。これもお金を徴収できない。クリーニング代だけ取っておしまい。フローリングとかめちゃくちゃ汚い。こちらも交換しなくていけない。

やはり家賃を下げたのは失敗でしたわ、と言っておいた。本人は、またここに住みたいとか言っていたけど、家賃は今度こそ上げるわ。

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