金融商品を運用している会社からセールス電話があった。相変わらず商品の話しに至らずに、どこから名簿を買って電話してきたか聞き出す。
いきなり
「携帯電話番号はそこら辺で落ちているから使ってもいい。」
とか言い出す。個人情報保護法なんて全く存じ上げないようだ。
いろいろ話しても埒があかないので、個人情報の管理者に電話を替わってもらう。
管理者ではないけど、係長と名乗った人は丁寧に答えてくれた。
つまり
- 個人情報は電話帳サイトから購入した
- 電話帳サイトには削除依頼ができない。
- 自分の会社の個人情報は削除して、二度と電話しない。
とのことだった。教えてくれた電話帳サイト(あえてここには電話帳サイトは紹介しない)にアクセスしてみたら、堂々と
「データの削除はお断り」
と明示していた。電話帳のデータは情報の公開と見なすと解釈もできるから個人情報ではないという見解もある。玄関の表札も然り。
この電話帳は個人の電話番号は1990年代の古い電話帳のデータから作成しているから、あまり役立たないと思う。我が家の電話番号はNTTに言って登録抹消してもらっている。最近の個人の電話番号なんて登録していないのだろうな。今どき個人の電話帳に登録する人なんかいるのだろうか?
でも、こんなデータを使う金融商品運用会社はますます怪しい。古い電話番号は高齢者が多いから、いろいろと危ないことができるのだろうな。怖い怖い・・・・。
高齢者への詐欺電話を防止するためにも、NTTはナンバーディスプレイを無料で提供すればいいのにと本当に思う。携帯電話は無料で着信番号表示をしているので固定電話でもできるはず。発信者通知は迷惑電話をかけてくる輩は嫌がるので、ナンバーディスプレイは本当に迷惑電話防止になる。ナンバーディスプレイに契約して対応した電話機ならば、発信者番号を通知しない詐欺電話は非通知になって拒否されるので、少しは安心である。これで詐欺電話は随分と減るので、NTTのナンバーディスプレイは詐欺電話撃退にはお薦めなのである。
とずっと書いているけど、ようやくNTTが高齢者向けにナンバーディスプレイが無料になりました。記事はこちらから。