5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

QNAPにsudoをインストールした話し


QNAP(TS-673)にsudoをインストールしてみた。sudoをインストールしておけば、コンソールからadminで入らなくてもいろいろできる。最近、ようやくQNAPにDockerのコンテナで、サーバーを立てて、ずっと使っているさくらインターネットのVPSを移行している。

上の記事のようにあらかた移行できたけど、残りはWebのサイトの更新作業で使用するためのテストサーバーを移行するだけとなった。DockerのコンテナでApacheをインストールしただけで動いていることは動いているのだけど、更新をどうするか? ネットワークドラブで更新するのでもいいのだけど、外部からの更新もできるように、sshでscpでファイルを更新したい。しかし、QNAPで最初からサポートしているsshサーバーは、ポート番号の変更くらいしかできなそう。何とか公開キーでの認証をできるようにしたが、パスワード認証を禁止することができない。/etc/ssh/sshd_configをどうもQNAPが起動するたびに書き換えてしまうようである。SSHの設定は、この辺で中断して、先にsudoを使えるようにしておく。

ここから本題である。

QNAPにsudoをインストールする情報は、いろいろなサイトで書かれているが、QNAPのファームウェアのバージョン(ちなみに現在は4.4.2.1310 Build 20200519が入っている)によって方法が違うみたい。とりあえず、今使っているQNAPで動いた結果をメモとして残しておく。

  • QPKG Storeのアプリリポジトリを追加してEntware-stdをインストールする。
  • opkg install sudo でsudoをインストール。qpkgではないopkgコマンドであるのに注意。
  • 設定追加はvisudo をしてもダメ。/usr/etc/sudoers を直接編集すること。
    vi /usr/etc/sudoer

これでターミナルからの設定が捗りそう。

SambaをLinuxサーバーのインストールしてファイルサーバーとして動かすよりも、サクッとQNAPを入れてしまったほうが簡単、安心、便利でおすすめ。ファイルサーバーだけではなくてIntelのCPUのQNAPなら、Dockerでいろいろとコンテナを設定してサーバーをたくさん立てられるしね。