今までデータベースを設計するには、Cray Database Modelingというツールを使っていました。Cray Database ModelingはPro Editionのライセンス購入しています。Pro Editionの有償版を購入することで、ドキュメントの出力とDBからのインポート(リバースエンジニアリング)が可能です。しかし、開発元のアッズーリから新しいバージョン販売によって、現在のバージョンのサポート中止、現バージョンのダウンロードの中止になってしまいました。新しいバージョンにするには、再度ライセンスを購入する必要があります。しかも、新バージョンのライセンス価格は値上げになっています。これは、商用のソフトウェアを利用する上での、悪いことが重なっているようで、今回移行のバージョンアップは見送りにしてしまいました。
このまま、旧バージョンになったCrayを使い続けていけばいいのですが、旧バージョンがダウンロードできないということと、このような仕打ちをする会社の製品を使いたくない、さらによりよいソフトウェアを使っていきたいと思いますので、次のモデリングツールと探すことにしました。
条件としては次の通りです。
- E-R図を作成できる。当たり前!
- 対応するデータベースは、PostgreSQLとMySQL。できればSQLServerも対応。
- CREATE TABLEを含んだDDLを出力できる。
- データベースのテーブル構造図を出力できる。
- Eclipseのプラグインとしてインストールできる。
そこで見つかったのは、ER MasterというER図用GUIエディタです。
ER図用GUIエディタといっても、以上の条件はすべてクリアしています。しかも、Crayと違ってテーブル構造図はExcelのファイルに出力できます。CrayはHTMLファイルしか出力できませんので、紙での配布では違うフォーマットにしてあげないといけないので大変でした。Excelに出力できることで、顧客へのドキュメント提出は楽になります。しかし、まだExcelファイルへは英文なので、テンプレートをなんとか修正しなければいけないようです。
とりあえず、ER Masterを使っていきたいと思います。これでCrayを使う理由はなくなってしまいました。使用結果は、順次書いてきます。
なんやかんやでWordPressのサイト構築で躓くのは、PHPのプログラミングなのでした。
追記(2021年7月2日)
この記事を書いてから随分経ちますが、今はER Masterは使っていません。そもそもEclipseを使っておらず、Visual Studio Codeに開発環境を移行してしまっていますので。
現在のデータベースモデリングツールは、MySQL Workbenchを使っています。と言いながらも、あまりデータベースを最初から設計する機会が少なくなりました。WordPressとか最初からデータベースが用意されている環境を利用する方が多くなっています。