5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

大丈夫かってくらいグダグダな保険会社から契約確認の電話があった話し


母が数十年前に契約した生命保険の担当者から電話があった。この保険会社は大丈夫かと心配になるほどグダグダなのである。第一声が、

「●●さん(母の名前)、いらっしゃいますか?」

だけど、これからおかしいのである。母は既に特養に入所していて、ここにはいない。ここにいても認知症なので、応対はできない。このことは、既に保険会社に登録していて把握しているはずである。

その担当者は、一度母の担当から外れて、また戻ったとのことだった。それで前に聞いたことがあったかもしらないけど知らなかったそうな。前の担当者と情報共有しておきなよ、と言ってあげる。

しかし、これは個人情報だから共有できないって言い訳をしてくる。これで、こちらの説教が始まる。

個人情報保護とかの法律は、個人情報を集めてはいけないというよりも、きちんと管理して活用しましょうとということで、私は個人の情報を保護するというよりも個人情報を使った企業活動のほうをやりやすくしていると解釈している。個人情報保護法なんて、個人の情報なんて守ってくれると勘違いしてはならない。

個人情報保護の観点から個人情報を持っていないないと自慢げに言っている会社があるけど、これは個人情報を管理できない会社が、よく使うただの言い訳なのです。きちんと個人情報保護法に則って管理できるのであれば、個人情報を持とうが何の問題のないのである。

しかも、今回の保険会社の担当者のダメダメなのは、契約内容を見ずに電話して来たのは痛いところなのです。結局、母に何の用か聞いたら、「保険金の申請忘れがないか?」ということを確認したいがために電話したのでした。これは、いつでも保険金を出しますよ、と優しく言っているようだけど、これも本来は間違いなのです。

母はもう高齢なので、かけている生命保険から出る保険金といっても、年齢が条件になってケガや入院では保険金が出ない契約になってしまっているのです。だったら保険金の現状の契約は何かというと、死亡保険だけ契約が残っているだけなのです。つまり、保険金が出るのは、母が死んだときなのです。「保険金の申請忘れがないか?」の裏を返すと「●●さん(母の名前)はまだ生きていますか、もう死んでいますか?」ということなのです。

この保険会社の担当者は、おそらく母の保険契約を確認せずに、単に電話しただけでした。既に、契約している保険は、毎月の支払いを止めたので(本人が手続きできなかったので大変だった)支払うこともないし、こちらからは母が亡くなったときに連絡するくらいだから影響ないから放っておきましょう。一度、保険会社が潰れて、今の保険会社に契約が引き取られた生命保険なので、契約内容が軽くなってしまっている痛い保険なのですが。

だったら、きちんと情報共有して、母のこれからの生活をサポートしてくださいな。これだけはすべての保険会社にお願いです。