なにげにQNAPのファームウェアをアップデートしたら、QTSが5.0にアップデートされていた。今回はQTS4系からのメジャーアップデートである。管理画面のコントロールパネルのデザインが変わっていた。しかし、一番困ったのは、コントロールパネルの外部デバイスからプリンタがなくなっていて、外部デバイスの設定がUPSだけになっていた。
さて、これは困った。QNAPには普段は使わないけどカラーのインクジェットプリンタがつながっている。普段はモノクロのレーザープリンタを使っているけど、たまにカラーで印刷しなければいけない(ほぼ年賀状印刷プリンタになっている)ので困ってしまう。カラープリンタが使えなくて、いちいちコンビニに印刷しに行くのも面倒である。
どうしてプリンタ共有がコントロールパネルから見つからないかと思ったら、リリースノートにしっかりと書いてあった。
Control Panel
・Removed support for USB printers.
・Replaced SQL Server with MariaDB 5/MariaDB 10, which can be installed in the App Center.
・Removed iSCSI Service from Service Binding in Control Panel. Users can now configure iSCSI service binding settings in iSCSI & Fibre Channel.
以上のように、リリースノートには、QTS5.0ではプリンタはサポートしていないと書いてあった。
QNAPのユーザーコミュニティフォーラムでも話題になっていたが、「プリンタが検出できないぜ。」という投稿に「リリースノートをよく読めや。」という、よくある解決策を提示しない初心者潰しのフォーラムの会話が流れていた。どこもユーザーフォーラムは同じである。
さて、QNAPでプリンタ共有ができなくなったので、Wi-Fiルーターでプリンタ共有をやるように設定するしかないか。ああ、面倒くさい・・・。
SambaをLinuxサーバーのインストールしてファイルサーバーとして動かすよりも、サクッとQNAPを入れてしまったほうが簡単、安心、便利でおすすめ。ファイルサーバーだけではなくてIntelのCPUのQNAPなら、Dockerでいろいろとコンテナを設定してサーバーをたくさん立てられるしね。
追記
結局、解決策としてはQNAPにプリンタをつなぐのをやめてASUSのWi-Fiルーターにプリンタを接続しました。使っていない大昔のプリンタサーバーの機器があるのだけれど、WindowsXPの時代のものだから、トラブルになりそうなので使うのをやめました。ルーターにUSBケーブルでプリンタをつなげる位で、Windows10でプリンタを追加すれば印刷できるようになりました。つなぐだけだったら、とても簡単でした。
ただし、普段印刷なんてしないのでインクカートリッジのノズルのクリーニングをしたらインクがなくなったようで(互換リンクを使っているのインク残量がわからない)、インクカートリッジの交換が手間取りました。リセットボタンを5秒間押すのを気付くまで時間がかかりました。きちんと説明書を読みましょう。