夕方、近所のお母さんが小学生の娘さんとツレに用事でやってきた。娘さんの姉さんは、うちの息子と同級生である。姉さんと妹さんは10歳差である。
母さん同士の話しが長いので、娘さんに庭のアジサイやミントを花束にしてあげたりしていた。そろそろ話しのお終いの方で、身長の話しになった。うちの子はなかなか背が伸びないね、とか、あの子は大きくなったね、とか。
娘さんが
「高山タカオくんは、毎年10cm伸びるんだって。」
と言い出す。周りの大人たちは、
「それは大変だねえ。」
と言いながら、どこの高山さんちの子だろう、とみんなで頭をひねっていた。すると娘さんが
「高山タカオくんは、算数ドリルに出てくるんだ。」
だって。みんな大爆笑。
それから、我が家では、頭から高山タカオくんが離れなくなってしまいましたとさ。
