こちらの話しの続きです。
人が亡くなると、いろいろな事務手続きをしなければいけません。
一番最初は、死亡届の提出です。こちらは亡くなったその日に葬儀屋さんが役所に出してもらいました。死亡届を出さないと、埋葬許可証が出てこないからです。埋葬許可証がないと、火葬にできないし火葬場の予約ができないという今後の葬儀のスケジュールが滞ってしまいます。
葬儀屋からはくれぐれも埋葬許可証は無くさないようにと念を押されてしまいました。埋葬許可証は再発行できないし、これがないとお墓に納骨ができません。骨壺と一緒に埋葬許可証は入れてありますから、無くさないとは思います。
死亡届を役所が受理しますと、戸籍が除籍となります。1週間たって除籍謄本に記載されると、様々な手続きが開始となります。
まずは年金と健康保険の亡くなったという手続きを役所にします。そのままでは手続きができずに母が戸籍の筆頭者だったので、筆頭者を私にする手続きが必要でした。おかげでまた並び直しです。たまたま、役所が空いていたのですが、それでも手続きに2時間以上かかりました。年度末だったら、1日かがりか日を改めて手続きを行う必要があります。用紙の記帳所に立っている案内の人に懇切丁寧に書き方を教えてくれました。最近の役所の対応は良くなりました。
ただし、姉の戸籍謄本の写しを取るときに委任状を出したのですが、委任理由が具体的ではないということで窓口では受理してくれませんでした。委任状の書き方はサイトに載っている例を丸写しでしたけどダメでした。窓口の担当ともめても時間の無駄ですので、姉にコンビニで戸籍謄本を取ってもらうようにお願いしました。マイナンバーカードを使えば、戸籍謄本、住民票、印鑑証明の写しも簡単に取れるようになりましたので、書類は役所で取るよりもコンビニがお薦めです。
ここでのポイントですけど、謄本の写しを郵送したり、窓口で提出したりする機会が多くなります。その際は、郵送する際は謄本の写しのコピーでよいか確認しましょう。窓口に提出する際は、コピーしてもらって原本の写しを返してもらいましょう。謄本を取る手数料もばかにはならないので、コピーで済むのはそれで越したことがありません。しかし、原本の写しを送れと言ってくるところが多いのが痛いです。手続き後に原本の写しが返ってくれればありがたいのですが。
同じ役所で現在の最後の住所での母の戸籍が取れましたが、相続の手続きもあるので、そのまま前に住んでいた役所まで電車に乗って戸籍謄本を取りに行きます。相続手続きや銀行口座の解約には、亡くなった母の出生から死亡までの戸籍が必要になります。本当に相続人以外の相続がないかを調べるためであると言うことなのでしょうが、これはとても面倒な作業になります。
役所の人に一つアドバイスをもらったのですが、戸籍を郵送で請求するには、一つ前の戸籍の写しのコピーを同封して、対象となる人の「○○(行政名)にある○○(名前)の戸籍を全部請求する」と書いて送ればいいそうです。戸籍の代表者とか住所、代表者の生年月日など不明なところは書かなくても役所で調べてくれるようです。現にそれで、母の生まれた役所から出生から婚姻で除籍になったすべての戸籍が取れました。この辺りは、ネットの情報に従わなくてもいいようです。とくに司法書士のサイトに書かれている情報は、結局は素人では難しいから頼んでね、という情報なので、細かいところで躓くと思います。
時間がかかりますが、郵便代と電車賃を考えると、郵送で戸籍謄本を送ってもらった方がいいかもしれません。ただし、どの役所も手数料は定型小為替で送る必要があります。定型小為替は郵便局まで行って購入します。しかしながら定型小為替の手数はバカ高いです。一通取るのに300円の定型小為替を買うには、手数料が200円もかかります。そのことを郵便局の人に聞いたら、昔は手数料は安かったけど、もう定型小為替を使っているのは役所くらいしかないそうです。ペイジーとかでネットで振り込んで、もっと安く利用できればいいのにと思うのでした。定型小為替を使うなんてことは、利用者への嫌がらせしかないでしょうな。しかし、電車賃が200円と思えば遠いところは郵送してもらいましょう。
郵送で書類を送ってもらうときのポイントとしては、あらかじめ役所に問い合わせたほうがいいということです。丁寧に教えてくれます。例えば、身分証明としてマイナンバーカードのコピーを送る必要がありますけど、顔写真側か番号側か、いずれを送るかは行政によってまちまちです。とりあえずは両面をコピーして送っていますが、番号側だけを送るように言ってくる行政がありました。そういえばマイナンバーカードは番号側が表なのでしょうか?
いちいち戸籍謄本の写しの束を持って行って手続きが終わるまで待っているのも嫌なので、次は法務局の法定相続情報証明の手続きをしていきたいと考えています。法定相続情報証明の手続きは大変そうなので、とりあえずは書類が間違いないかを見てもらうため法務局に相談予約を入れました。義父が亡くなって、不動産の名義書き換えで法務局に行ったツレによると、法務局の担当者は意外と(失礼)丁寧に教えてくれるそうです。
まだまだ、亡くなった後の手続きが続きます。
“母が亡くなってからの事務手続きに悪戦苦闘している話し” への1件のコメント
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