ATOKユーザーはジャストシステムのサイトからATOK Padというメモ帳ツールをダウンロードできます。これはATOKの正規ユーザーの特典です。
ATOK PadはCtrlキーを2回叩けば呼び出せます(他のキーにも割り当て可能)。ちょっとしたメモを残すことができます。サイト上に気になるテキストがあった場合は、今まではクリップボードにCtrl+Cしたり(再度Ctrl+Cすると今のテキストは消えてしまいますので一回だけ)、秀丸エディタなどのテキストエディタを起動して貼り付けたりしていました。ちょっとしたメモですので、わざわざEvernoteに記憶させることもないので、一時的に残すだけでよい場合は、ATOK Padは便利です。
最近のバージョンですとEvernoteへの同期ができるようになりました。最初からEvernoteのアプリケーションを起動しておくか、Evernoteのサイトを表示しておけば、Evernoteにメモを残せばいいのですが、フッと思いついたときはCtrlキーを2回叩けばいいのです。
同期ということは一方通行ではないかと思って、ATOK Padから同期したメモをEvernoteで編集して同期し直しました。もちろんATOK Padにも反映されています。同期機能なので当たり前ですが、あまりATOK Padの紹介記事には書かれていません。ATOK Padのヘルプページには、競合についての記述があるので、キチンと対応されているようです。
複数のPCを持っていると、ATOK Pad同士でメモを共用したいと考えるものです。ある紹介記事によると、複数PCで使うためにAtok Syncを使ってメモの同期することを開発元に要望したいとか、あたかも同期できないようなことを書いていますが、これは間違い。実はEvernoteを経由すると別のPCのATOK Pad同士でメモが同期できてしまうのです。まさかここまでできるとは。ATOK Padはたいしたものです。アプリケーションは刻々とバージョンアップしていますので、あなたが見ている記事はもう古くなっているかも。
2台以上のPCでのメモの同期は、単にEvernoteの同期ボタンを押すだけ。EvernoteにはATOKPadのノートができていますので、このノートがまるまる同期されます。
ただし、たくさんメモがあるとATOK Padでは整理が付かなくなりますので、これはこれで大変です。単純にメモを作れるATOK Padに機能をたくさん付けてしまうと、今の良さがなくなってしまうので考えどこかもしれません。
なんやかんや言いながらも、40年の歴史があるせいか漢字変換はATOKが一番賢い。いつでも最新版(毎年ATOKはバージョンアップにしてくれる)になるので月額課金のATOK PASSPORTにライセンスは集約されている。これ以上、ATOKが重くなくなればいいけど。ATOKが開発終了にならないためにも、皆さんATOKを買っておくれ。