5丁目通信(仮称)

とある5丁目で活動する還暦を過ぎたWebプログラマーの覚え書きです。それとかかってくる迷惑電話や、家業のアパート経営について。

カテゴリー: インストール

  • 昨日今日でインストール、インストールの話し

    昨日今日と2日間でサーバー2台、ルーター1台をインストールしてきました。

    午前中の作業として、客先の不動産屋さんの国分寺支店が、ADSLからBフレッツに変えたのを機に、ルーターをヤマハのRT56vからRTX1100に交換です。フレッツグループアクセスで本社、支店間を接続して、データやIP電話の音声を流しています。

    毎度のごとく手持ちのRTX系の設定ファイルに、PPPoEの認証するためのID、パスワードと、IPアドレスを書き換えて流し込みます。コマンドで設定できるヤマハのルーターならではの方法です。この方法は、Webブラウザでしか設定できない安価なルーターではできませんので、このあたりがヤマハのルーターの魅力かもしれません。

    ルーターの設定は、1時間ほどで完了。インターネットへの接続と、本社へのフレッツグループアクセスへの接続を確認してOKです。今回はVPNの接続やポート転送の設定がないので簡単です。

    つぎに午後から、同じく不動産屋さんの新宿支店に伺ってファイルサーバーの設定です。あらかじめDELLのPowerEdge830を注文して、新宿支店に納品しておきました。OSはCentOSというRedhat互換のLinuxを入れます。アップデートも早いのでお勧めです。Sambaまでインストールして確認。なぜかnmbdが最初の起動で失敗するというのがありますが、強制的に起動するように対応。デーモンの関係か? ユーザーアカウント、グループ、共有ディレクトリの設定をして完了。

    ところが、ラックに収めたあと、再度起動してテストをすると、最初のディスクのマウントのところでカーネルパニックになります。キチンと終了しなかったのが原因か? 詳細な原因がわからず。時間がないし、このままで運用も恐いので、最初から一気にOSの再インストールしました。久々のショックです。今まで4時間かけてインストールしたのが水の泡・・・。

    今までの手順のコマンドやバッチファイルを履歴ファイルに残してあったので、とても簡単です。履歴ファイルから流し込むだけ。ディスクのフォーマットなどのOSのインストールに時間はかかりましたが、あとの設定には時間がかからず。結局夜の11時近くになって完了しました。しかし、先ほどのnmbdが起動に失敗する件は直っていたり、手動でパーテションを作成して、ユーザーデータを別のパーテションにしたり(自動パーテションですと/以下が全部一緒!)がで、只では起きません。

    今日は、レコード会社のWindows2003サーバーの設定でした。これもDELLのPowerEdge830です。音楽の視聴サーバーで使います。OSはあらかじめ工場でインストールしてありますので、SQLServer2000とFlash Communication Serverをインストールして完了。米国の開発元から視聴アプリケーションをインストールしてもらうだけにしました。あとはインターネットに接続して、リモートで設定できるようにするば楽になります。ここにもヤマハのRTX1000を入れる予定です。

    ところで、Flash Communication Serverで開発できるエンジニアはいませんか? いらしたら、ご連絡ください。仕事あります。

    以上、なんだかサーバーはDELL、ルーターはヤマハしか、客先に入れていませんね。

  • La!cooda WIZ をインストールした話し

    オープンのグループウェアのLa!cooda WIZを、お客様に頼まれましてインストールしました。今回は、Joe’sウェブホスティングのレンタルサーバーにインストールします。

    La!cooda WIZをダウンロードしてインストールページを読んでみましたら、インストールスクリプトでPostgreSQLの管理者権限が必要であることが書いてありました。しかし、今回のインストール先はレンタルサーバーですので、スクリプト(postgres.sh)を解析して、手作業でインストールしました。これが苦難のはじまりです。DBの dropを5回以上繰り返して、ようやくインストールできました。ここにその記録を参考までに載せておきます。

    まずは、La!cooda WIZ用のデータベースを作成しておきます。これは、レンタルサーバーのコントロールパネルから行いました。そして、アクセス用のPostgreSQLのIDを作って、データベースにアサインしておきます。ここまでは、コントロールパネルで簡単です。

    次に、La!cooda WIZのインストールファイルから、wiz.tar.gzを取り出して、Webで公開されているディレクトリに展開します。そのままDocumentRootに/wizで展開します。そのとき、/wiz/filesは書き込み権限が必要です。

    Joe’sウェブホスティングのサーバーは、WebサーバーからはPostgreSQLサーバーにTCP/IP経由では接続できないので、UNIXドメインソケット経由で接続するように、La!cooda WIZのデータベース接続処理を変更します。

    /wiz/class/DBConnectPgsql.phpを

    $connectionString = “host=$this->hostName port=$this->portNo dbname=$this->dbName user=$this->userName password=$this->password”;

    となっているところ(実際は1行)を、

    $connectionString = “dbname=$this->dbName user=$this->userName password=$this->password”;

    のように修正します。

    DBのアクセスするための定義ファイルを設定します。/wiz/gw.phpを次の通りに修正します。

    $masterdb = “DB名”;
    $db_user = “DBユーザーID”;
    $db_password = “DBパスワード”;
    $_ROOT_DIR_ = “インストールしたディレクトリ”;
    $_ROOT_URL_ = “アクセスするURL”;

    最後にテーブルの生成と初期データの投入です。テーブル生成スクリプトcreateDbForPgSQL.sqlの1行目の

    connect - postgres

    – connect - postgres

    にしてコメントにします。それから、次のようにスクリプトを動かします。

    sed “s/nobody/<DBユーザーID>/g” <ルートからのディレクトリ>/createDbForPgSQL.sql | psql -U <DBユーザーID> -e <DB名>

    ここで、DBユーザーに対するパスワードを聞いてきます。

    以上のコマンドは、createDbForPgSQL.sql内のnobodyと定義している部分を、DBにアクセスするユーザーIDに置換して、そのスクリプトをDBユーザーでアクセスしたDBにテーブルを生成して、初期データを作成しています。これはインストールスクリプトを抜粋して修正したものです。

    以上で、La!cooda WIZにアクセスできます。

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  • PHP-STATをインストールした話し

    PHPで解析されたアクセス解析ソフトPHP-STATSをインストールしてみました。PHP+MySQLが動いていれば、ものの5分でインストールが完了します。解析するサイトにJavaScriptを挿入すれば完了です。XOOPSで構築されたサイトですと、テーマにJavaScriptを設定すれば OKです。詳しいインストール方法は、PHP-STATSのインストールガイドをご覧ください。

    PHP-STATSからは、ユーザーの足跡を追うことができます。一人のユーザーがどの順番でページをたどっていったかがわかります。あと、おもしろいのは、検索サイトからどのような検索キーワードで検索したかもわかります。アンドワークスのサイトに、意外なキーワードでアクセスされているのはおもしろいです。

    PHP+MySQLが動作しているサイトであれば、とても簡単に導入できますし、ある程度はサイトの傾向がわかりますので、PHP-STATSを利用することはお勧めです。

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  • fetchmail+procmail+imapでメールを取得している話し

    アンドワークスでは、作業場所が複数ある関係上、メールを直接POPでローカルディスクに読み込むのではなく、fetchmailでPOPサーバーにアクセスし、procmailでIMAPサーバーにメールを格納しています。

    PCを新しくしたいとかで面倒なのは、メールのデータ移行です。メーラーがそのままでしたら、ファイルのコピーで済みそうですが、PCの設定によっては難しい場合があります。また、複数のPCで作業をしたいとかでは、POPサーバーからどこでメールを削除したしまうかが問題になります。

    そこでお勧めなのは、メールをIMAPサーバーに置いておくことです。IMAPサーバーはメールボックスを一元的に管理できるサーバーで、メールはすべてIMAPサーバーに格納されています。IMAPに対応したメーラー(今のメーラーは、ほとんどIMAPに対応しています)があれば、最新のメールをどのPCでも手元に持ってくることができます。作業している複数のPC、あるいはモバイルで移動しているPCでも読むことができるメールは、すべて同じ内容です。

    また、複数のメーラーを一つのPCにインストールしても、IMAPサーバーからメールを取り出せば、同期を取ったりメールを変換することなしに、同じ内容で読むことができます。これでメーラーを使い分けたり、新しいメーラーに乗り換えたりすることが簡単になります。

    fetchmailとprocmailの設定が難しいかもしれませんが、Linuxなどのサーバーがあれば試してみると、非常に便利であることがご理解いただけるでしょう。

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